ハンスのことで頭がいっぱいになって、大事な絵の競技会に出展するための作品がかけていない千草。ハンスは千草のことを思えばこそ、少し距離を置こうと考えます。しかし距離を置いてみれば千草は食事も喉を通らない状態、ハンスもハンスで何を問いかけても上の空、そんな状態が続いてしまっていました。送りします「」、すれ違ってしまった2人、これからどうなってしまうのでしょうか？【作品形式：小説＋漫画】

好き合っているのにすれ違う2人。彼らの関係の行く末は如何に？

台風一過から数日後。ハンスと千草は仲良く連れ立って神成山に入っていきました。教授曰く「秋の神成山は宝石箱のようだぞ」実際に足を踏み入れてみると、そこは確かに美しい草花や植物の宝庫でした。そこでふとハンスが千草に、競技会用の絵の進展具合を尋ねます。千草のスケッチブックは2冊目に突入しており、進行度は悪くない様子でした。ですが千草は頑なにハンスに一冊目のスケッチブックを見せようとしません。ハンスも強引に見ようとはしていませんでしたが、風の悪戯でページがめくりあがり、偶然中身を見てしまいます。



千草がどうしてもハンスに見せたくなかったスケッチブックの中身。それはどのページを見てもハンスが描かれているような有様でした。千草はどうもハンスのことで頭が一杯になってしまっているようで、実は競技会のための絵は進んでいなかったのです。ハンスは千草の妨げになることは本意ではありません。なので一旦距離を置こうとし、それを実践します。ところが千草のみならず、それを言い出したハンスまでもが魂の抜けたような状態になってしまったのです。「」、周囲は2人の問題だからと遠巻きに見守りつつ、喧嘩でもしてしまったのかとやきもきしていました。

▼作品ページでもっと詳しく作品情報をチェック！

いつもかわいすぎるショタ達をお届けしてくれるから、そんなかわいい男の子たちを集めた短編集「」をご紹介します♪人魚の男の子と彼に振り回される魔法使いを描いた「恋と人魚と魔法使い」。仲良く無かった同級生と一緒に生き物がかりをすることになった話「いきものがかり」。身体の弱い山羊の子がひとりお留守番中に…「よいこのおるすばん」など、書き下ろしを含めて４話収録されています♡