がお送りします「」、多彩な色使いと切れ長な瞳の女子が印象的なイラスト集です。収録されている作品群のタイトルはそれぞれ「さしみマニア」「赤ずきんの狼」「VACON」「旅老い」「勝手に覗いたくせに貴方の創造で縛らないで」「生命の始まり」「相互依存」「女神」「うらみのワルツ」「壊したい胎児」「誘惑」「最たる欲」「凛」「夢鬱」となっています。によって1年の間に描かれた作品達です。【作品形式:イラスト集】
初公開、初収録を含むさしみやま女子達の姿
「」で一際目を惹くのは、同じ画を異なる色で彩色した「さしみのマニア」や、手の位置や髪の垂らし具合など構図はほとんど同じでありながら、一方は瞳を開き、一方は瞳を閉じているなど「対比」という特性が協調された作品「「赤ずきんの狼」です。同じでありながら異なるという相反する2つの要素を併せ持ったこの2作品は、特に眼裏に強く残る程の印象を与えてきます。
▲こちらが「さしみのマニア」、一部分です。上段に憂いを帯びた瞳の少女、下段にはどこか負の感情を思わせる暗い目を持った少女、そして目を伏せた少女の姿が見えます。青を基調とした左端の画は陰鬱なイメージを醸されます。しかし右側に見える赤系の暖色を多めに挿した画では、色の持つ効果か左下の少女はは特に穏やかさを感じてきます。
▲こちらは「赤ずきんの狼」の瞳を開けている方の作品です。こちらには対になる瞳を閉じた作品があります。瞳を開けた方の作品では、切れ長で何かを訴えかけるような大きな瞳に目を奪われます。その印象的な瞳が閉じられれば、瞳への意識が逸らされた分、他にに目がいくようになります。繊細な指の爪が赤く塗られた意味や中途に解かれた髪の意味するところは一体何でしょう?その命の色とでも言うべき赤に彩られた指は何かを屠るためのものか、その髪は「狼」として何者かを襲った時に解けたものか、それとも「赤ずきん」として何者かに襲われて乱されたものであるのか、色々と想像を掻き立てるものでもあります。
▲「」に収録されている女子達はどこよりも瞳で多くのものを語っているかのような印象を受けます。言葉は発さずとも、正に目は口ほどに物を言うという諺にある通り、彼女達がそこから強く訴えかけてくるもの、例えるならばそれは「人である」という「存在そのもの」なのかもしれません。
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タイトル | |
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ブランド | |
価格(税込) | 756円 |
発売日 | 2016年03月16日 |
の繊細で美しい、アラビアンテイストなイラスト集「」!アクセサリーなどの飾りの描き込みが精緻で見事の一言!絹地の透け具合、ふわりとした質感まで見事に表現されています♪美しい少女にはやはり美しい薔薇がこの上なく似合いますね!雲をたたえた暁の空も紺青を刷いた光り輝く星空も、彼女達を良く引き立てています!とにかく綺麗なイラストだらけで、とっても目の保養になる作品となっています!