「」はとある戦場に勤務する事になった歯医者さんのお話。曖昧模糊とした感情を好むという作者の手によって描かれた戦争漫画。カッコいいって何だろう?仁さんはそう問いかけます。あなたがこの物語を読み終えた時、果たして何を思うでしょうか?戦場の男達の間にあるのは友情なのか、そうではないのか、愛情なのか、それとも憎悪なのか。感情が入り乱れ、すれ違い、交差するさまをどうぞお楽しみ下さい。【作品形式:漫画】
男は歯医者として、戦場の「いつも」に懸命に立ち向かって行く
チャーリー・ベアは医者の家系に生まれた4人兄弟の末っ子。上3人は女の子だったため、両親は跡継ぎとして生まれた男児、チャーリーの誕生を大層喜んだ。両親にも上3人の姉にも可愛がられ、愛情たっぷりの家族の中ですくすくと育ったチャーリー。しかし彼には医者に向かない決定的な欠点があった。それは幼い時から血が駄目だということ。血が駄目ではお医者さんとしてやっていけない。両親の心配をよそに、チャーリーは立派な歯医者さんとなった。彼が歯医者さんとしてやっていくためのコツは、口の中の血はケチャップという思い込みでやり過ごすことだった。そんな彼が歯医者としてはじめて迎えた夏場。戦場へと派遣されることになる。チャーリーは戦場では血を避けることは出来ないという覚悟はしていた。しかしそんな覚悟もむなしく、彼は血を見て早速失神してしまう。同僚医師には呆れられ、通称デビルと呼ばれる男はそんなチャーリーを茶化し恫喝する。。どうにも先行きが不安であった。
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価格(税込) | 432円 |
発売日 | 2014年6月4日 |
「」はさん作の100ページ越え作品!軍人達の世界を大ボリュームでたっぷりお届け。世界は1947年。戦争という嵐がようやく過ぎ去った頃。また戦争の傷は癒えず、誰しもが苦しみ、立ち上がろうとあがく混沌世に、主人公のヤン・ハイデン・ミュラーはいた。そのヤンの元に、戦時中の話を聞きたいという謎の男が現れる。友人からの手紙によると彼が知りたいのはヤンについてではなく、フランス国境で何か起きたのか、ヤンが誰と一緒だったのかということだった。