こちらは少し暗めのショタ受け、作の「」です男が住んでいる部屋の隣では、夫婦はいつも喧嘩をしていました。毎度騒がしい隣の住人に、男からは愚痴のひとつも出てしまいます。男がうんざりしながらタバコを吸っていると、チャイムが立て続けにならされます。男がドアを開けるとそこには眼帯や絆創膏を貼った痛々しい様子の男の子が立っていました。少年は挨拶もせず、猫…と呟くやいなや、男の部屋に勝手に入ってきます。それが男と少年ユウとの出会いでした。【作品形式:漫画】
傷だらけで猫を掻き抱く少年。彼には優しく手を差し伸べてくれる両親はいませんでした。
「」に登場する少年ユウは男の隣に住んでいる喧嘩ばかりしている夫婦の子供で、猫を飼っています。そのネコが男のいる部屋のベランダに迷い込んでしまったため、ユウは男の部屋に出向きました。そこでユウは入っても良いと言われてもいないのに勝手に入りこんで猫を保護します。男はそれを咎めたり叱ったりすることはせず、ユウをお茶に誘ってきました。思ってもみなかった誘いに、しばしあっけに取られるユウ。男は猫を抱くユウの、心細げな後姿を放っておけなかったのでした。
猫を保護した夜をきっかけに、ユウは度々男の部屋を訪れるようになっていました。彼は顔だけでなく、体のあちこちにも傷を作っていました。それを知って驚く男に「平気」「何でもない」そう言ったユウ。彼はまるで自分の存在がお母さんに忘れられたかのように全く見てくれなくなってしまうことの方が悲しい様子で、とめどなく涙を流してしまいます。その涙を拭う代わりに男はユウの口を塞ぎ、出来る限り優しくその体に触れて愛しました。
▼作品ページでもっと詳しく作品情報をチェック!
タイトル | |
---|---|
ブランド | |
価格(税込) | 972円 |
発売日 | 2005年03月27日 |
暴力って体にするものだけじゃなかったりします。年端もいかないショタくんがそんな暴力に遭遇してしまうのが、がお届けする「」。美しい容姿を持つ少年。しかし美しいが故に巻き込まれた運命で、体の成長も心の成長も未熟なままで父親にされてしまい歪んだ責任を押し付けられてしまう今作は、怖いのに次のページが読みたくなる…そんな作品だと思っています。